澄んだ空色

今週はずっと、ちょっと重たいうす灰色の空気でしたが、台風一過(温帯低気圧に変わりました)の本日午後は、すこし言葉にできないようなきれいな空色でした。
頭上は濃い、でも透きとおった空色で、遠くの空はすうっと薄くなっていました。抜けるような青空とよく表現されますが、そのような感じですね。すいこまれていくような、そんな空が広がっていました。
私の勤務しているところは都会で、空気もそれほどきれいではないと思いますが、今日はほんとうに自然の美しさを感じてしまいました。自然の美しさは、工芸品なんかの人口的な美しさとは別物だという認識が一般的にはされているように思いますが、どこか相通じたものがあるような気がしています。あまりに美しい自然とは、完全に規則性を持つ美しさなのではないでしょうか。そして工芸品は、それを理想として作られているような気がするからです。

今日は、「楽しき狩りこそ、わが喜び」(カンタータ,BWV208,J.S.BACH)の気分でした。しばらく秋晴れのようだから、明日、新しいCDを買いに行こう。