9月のお稽古①

先週お休みでしたので、今日から9月のお稽古です。

まずは、お茶をいただきました。今日の主菓子は鶴屋八幡の「着せ綿(きせわた)」(菊に綿を着せ、翌日、露と香りが移った綿で体をなでると長寿を保てることが由来だそうです)、お干菓子は月に薄とうさぎで、とても綺麗。明日が仲秋の名月ですからね。お軸は、「月清露治衣」とありました。濃紺の空に黄色く光るお月さま、夜露が衣に・・の雰囲気を感じた四畳半でのひと時でございました。


さて、本日は薄茶棚点前をお稽古しました。棚がある時には、棗は棚に飾ってあります。

【お稽古メモ】
道具運び出し
 ・茶碗を茶道口建付けに置き、主客総礼。
 ・右足から茶室に入り、定座に座り、茶碗を仮置き。
 ・棗を台からとる。
 ・左で茶碗をとり、右手で扱って左で横を持ち、棗の左に置き合わせ。
 ・水屋に下がり、柄杓と蓋置を仕組んだ建水を持ち茶室に入る。
 ・建水を左に置く。
 ・柄杓をとって構える。蓋置を置く。柄杓を蓋置に引き、建水を進めて居住まいを正す。
茶筅通し
 ・膝前に茶碗、その前に棗を置く。
 ・袱紗をさばいて棗を清める。
 ・捌きなおして茶杓を清める。
 ・左手に袱紗を持って柄杓を構え、袱紗を使って釜の蓋をあける。
 ・湯を茶碗に入れ、茶筅通し。
 ・お湯を捨て、茶巾で茶碗を拭く。膝前に置く。茶巾は釜の蓋に戻す。
 ・茶杓を右手にもって「お菓子をどうぞ」
 ・棗のふたを開けてお茶をすくう。
 ・お茶杓を静かに払い、棗を元の位置に戻す。

お茶をたてる
 ・右手で水指の蓋をとる。左手で蓋の左横を持ち、右手でその上を持ちかえ、水差しの左側にもたせかける。
 ・柄杓をとり湯をくむ。茶碗にいれる。残りの湯は釜に戻す。
 ・お茶をたてて、茶碗を二度手前に回し、定座に出す。
 ・袱紗をとり、腰につける。

お仕舞
 ・茶碗を湯ですすぐ。
 ・湯を建水に捨てる。「どうぞお仕舞いください」で受け礼。
 ・茶碗を下に置き、「お仕舞いいたします」
 ・茶碗に水を注ぐ。柄杓は引き柄杓。茶筅通し。茶巾・茶筅を仕組む。

柄杓・蓋置を棚に飾る
 ・茶杓を持ち、左手で建水を引く。袱紗さばき、茶杓を清め、袱紗を建水のうえで払って腰につける。
 ・中仕舞。
 ・釜に水を一杓さす。湯返しする。
 ・左手で柄杓をかまえ、釜の蓋をしめる。柄杓を蓋置に引く。
 ・水指のふたを三手で閉める。
 ・お道具の所望があれば受ける。
 ・柄杓を右手でとり、棚に斜めに飾る。
 ・蓋置は柄杓の左手前に飾る。
 ・茶碗を勝手付に割り付け、棗を持って客付きにまわり、甲を清める。

お道具拝見
 ・棗、茶杓を定座に出したら建水を下げる。
 ・水次を持ち出し、棚正面に座る。
 ・水差しの蓋を右・左の二手で開ける。水を注ぐ。蓋を左・右の二手で閉め、棚に戻す。水屋に下がる。
 ・拝見が終わるとお道具正面に座る。正客のおたずねにこたえる。
 ・茶杓を水指の右側に
 ・棗を右手で飾る
 ・水指の上の茶杓をとる。左・右と持ちかえ、右手に持って立ち上がり茶道口に下がる。茶杓を建付に置いて主客総礼。

裏千家茶道 風炉の点前 (お茶のおけいこ)

裏千家茶道 風炉の点前 (お茶のおけいこ)