天神祭④ 

第一陣は、このあとは猩々山車、采女へと続く。
さて猩々(しょうじょう)とは何かといえば、酒の好きな神様であり、その伝説が能の曲目の一つとして取り入れられている(パンフレットによる)。猩々が赤頭、赤面なのはそういう意味だろう。ちなみに、赤い色は疱瘡除けに効くという信仰があるが、天神信仰の背景にも疱瘡除けがあったという(パンフレットによる)。
学業だけではなく、当時の民間信仰とも関わっていたのだ。そして、おそらくそれは疱瘡の流行が、菅原道真の怨念であると信じられていたことを物語っているのだろう。

そうこうしているうちに、お稚児さんが来る。お化粧をしていて、とてもかわいい。ちなみに、天神祭では「神童」(けがれのない子供から選ぶ)が重要な役割を担うが、毎年この西天満小学校から選ばれる。今年は5年生の木村君だそうだ。
見あきることなく、列はつづく。牛曳童児とともに、牛がやってきた。牛をこんなに間近でみるのは何年ぶりだろうか。

そして、第二陣がやってくる。第二陣は、「偉いさん」関係がメインか。
 1.総奉行⇒2.前行(知事)⇒3.前衛(市長)⇒4.大真榊⇒5.御羽車⇒6.御太刀⇒7.御錦蓋⇒8.御菅蓋⇒9.楽人⇒10.御鳳輩⇒11.瑞枝の童児⇒12.斎主(宮司)⇒13.斎部⇒14.氏子総代⇒15.協賛会委員

牛に続き、お馬さんがやってきた。馬はきれいで、競馬場に馬を見に行く人の気持ちが少しわかったような(?)気がした。尻尾なんて、本当に「ポニーテール」。アスファルトの道、少し歩きにくそうだったな。
それはそうと、橋下知事が馬に乗っていたらおもしろかったのに(^_^.)

いよいよの第三陣。
1.鳳神輿
2.玉神輿
3.天神祭囃子

今年は、鳳神輿・玉神輿が改装されたとのこと、それはそれは見事でした。
とても重そうだったけど、神輿を担ぐ姿はステキです(*^_^*)

さて、ここからは船渡御。ここまで見たら、乗り込みまでみなくっちゃ!